8月27日の米国株式市場
ダウ平均: 13124.67 ▼33.30
ナスダック: 3073.19 △3.40
ドル円 NY時間17時: 78.73 -78.74
ユーロ円 NY時間17時: 98.40 -98.44
CME日経平均先物 円建て: 9100
ダウ平均は小幅安、S&P500はほぼ横ばい、ナスダックは小幅高とまちまち。
ショイブレ独財務相が、モスコビシ仏財務相との会談後に、両国が銀行同盟と財政同盟の枠組み作りや通貨同盟の強化を推進する作業グループを設置することを明らかにした。独仏の協調姿勢を好感し、欧州株式相場は総じて上昇、ユーロもしっかり。
しかし、米国市場では特に材料視されず。
特段の材料もなく、ダウ平均は朝からマイナス圏で推移した。ソフトウエア会社の買収を発表したIBMが財務負担への警戒感から下落し、指数を押し下げた。
ナスダックはアップルの上昇に支えられ堅調。アップルが、韓国のサムスン電子とのスマートフォンやタブレット端末の特許を巡るアメリカでの裁判で、ほぼ全面的に勝訴したことを受けて上昇し、過去最高値を更新。指数を押し上げた。一方、サムスンにOS「アンドロイド」を提供しているグーグルが売られた。
午後は素材や資本財など景気敏感株が売られ、軟調な展開となった。
週末にバーナンキ講演を控え、様子見気分も強く、商いは低調で方向感に乏しかった。
業種別S&P500種株価指数では全10種のうち「素材」や「電気通信サービス」など7種が下落した。一方、「IT」や「公益事業」、「生活必需品」が上昇した。
NYSEの売買高は約5億株(速報値)、ナスダック市場(同)は約13億6000万株。
ダウ構成銘柄では、HPやアルコアが下落した。
特別配当や自社株買いを実施すると発表したAOLは上昇。業績見通しが警戒したほど慎重でないと受け止められたティファニーは大幅高となった。レンタカー大手のハーツ・グローバル・ホールディングスは急伸した。同業のダラー・スリフティー・オートモーティブ・グループを買収すると発表し、事業拡大期待を手掛かりとした買いが入った。
日本株式市場
週末にバーナンキのジャクソンホールでの講演を控え、手掛け難いと言われているが、急に商いが細ったわけではない。ずっと細ったままなのだ。バーナンキの講演への警戒感というより、足踏みをしている株価をみると高値警戒感による薄商いのように見える。
チャート・テクニカルでも気になる水準、日柄に達している。
日経平均は、6月4日~7月4日まで1月間で9.7%の上昇。
7月25日~8月20日(終値ベースでは23日)、約1月間で9.7%の上昇。
日柄値幅共に一致しており、買い慎重論が出やすいところ。
上昇率の9.7%というのも達成感にもつながりやすい。
常識的には、中期線が下向きの場合、10%も上がれば上出来なのだ。
教科書的には、株価指数が上昇するためには、「売買代金の増加」と「上昇銘柄数の広がり」が必要と言われている。株価指数の上昇率は、「売買代金の増加」と「上昇銘柄数の広がり」の掛け算により決まると言ってもいいだろう。
株価指数上昇率=「売買代金の増加」×「上昇銘柄数の広がり」
こんな感じなのだが、残念ながら、現在、そのどちらも満たしていない。
誰がどう見ても薄商い。
出来高が膨らんだかと思えば、糞株と化した旧国際優良銘柄が賑わうパターン。
それなりに物色はされているが、225指数インパクトの大きい銘柄だけが買われ、上昇銘柄数が増加しないパターンが多い。
(昨日、日経平均は上昇したが、騰落数を見ると値上がり560銘柄に対し、値下がりは923銘柄。この日に限らず、株価指数の上昇ほど値上がり銘柄数が増えない場合が多い。)
こんな状況での上値追いは厳しそうな気がするが... ドウナンデショ
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向:
売り870万株、買い940万株、差し引き70万株の買い越し。
買い越しは2営業日ぶり。金額ベースも買い越し。
*** 追記 ***
10:16
7月25日に二番底を打ってから、転換線をサポートに225は上昇してきたが...
本日ザラ場で転換線(9092)割れ。これを上回って引けられるかが、本日の見所。
10:47
日経平均は僅か25円安だが・・・
東証一部の値上がり銘柄数は僅か415、値下がり銘柄数は1028。
このアンバランスがなんとも( 一一)
11:32
新年三本足陰転中、パラボリック陰転中。MACDもヤバ気。
連日上値を切り下げているのもやや気掛かり。
二番底後、サポートとして機能してきた転換線を割ったのも気掛かり。
これで8月24日安値8045円を下回るようなら、下値も切り下げとなる。
明日は、遅行スパンが下降する雲上限にぶつかるのも気掛かり。
と、気掛かりなものは多いが、「キッカケ」がないんだよなぁ(-_-;)
所要につき、本日の後場の更新をお休みさせていただきます○| ̄|_
相場張る人にとっても、そうでない人にも、よき一日となりますように。
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東証1部の新高値・新安値銘柄数は 28・18
目立つのは新安値銘柄数の増加
→ 高値圏での新安値銘柄数の増加(2ケタ台)=綻びの兆し
7.4高値のときも
新安値銘柄数の2ケタのせ が下方向へのシグナル となっていた
日経平均 新高値 新安値
8.16 9092 49 0
9.17 9162 40 0
9.20 9171 43 1
9.21 9156 38 0
9.22 9131 27 2
9.23 9178 39 6
9.24 9070 28 10 2ケタのせ
9.27 9085 60 15 新高値は60まで伸びたが
株価は伸びず 新安値は増加
9.28 25 18 少しアヤシイ空気か?
(9:50)
どうなるかは定かではないが 注意信号程度にアタマのカタスミ に置こうと思います
Lポジ一旦撤退してSポジ作成しました。
相場の流れの根拠を理解するのに
自分にとってはHeywardさんの解説が
大変参考になります。
いつもありがとうございます。
(チャチャさんのデータも素晴らしいです。)
EURO STOXX50 と SP500 の
ローリング200日連動率が 78% に上昇したようです
1987年以降の最高連動率を更新中です
ダウー日経平均では珍しい連動率ではありませんが
欧米株の78%は20年・30年に1回の椿事になります
何を示唆しているのか?
欧米中長期マネーは価値観を共有し同方向を向いている?
ダウー日経平均の8月の連動率は
昨日まで12勝6敗=67%
欧米株と日本株はやはり別枠=第三市場 のようです
欧米株式市場の最近の解説・報道に
「リスクオン」という言葉が増えてきた印象ですが
米国市場のリスクオンはまだのような気がします
過去パターンでは
楽観が市場に広がる局面では
代表的小型株指数のラッセル2000が
大型株指数のSP500を オーバーパフォームしています
今回はラッセル2000はまだ出遅れているようです
ここから本格的なリスクオンが来るなら
欧米株価は 上方向
尻すぼみになるようなら
欧米株価は 下方向
どちらに向かうかは 50:50 でしょうか?
今日の日経平均はせっかく下げたので
225ミニはいったん決済しました
>9:50時点で 東証1部の新高値・新安値銘柄数は 28・18
TOPIX型で持ち上がるなら素直に好感もできますが
225、しかも指数インパクトの高い銘柄だけで持ち上げるもんだから
商いは盛り上がらないは、センチメントは上がらないは、物色は広がらないは...
困った相場ですね。
>欧米株の78%は20年・30年に1回の椿事になります
気が付きませんでした。ご指摘ありがとうございます。
参考にさせていただきます○| ̄|_
>米国市場のリスクオンはまだのような気がします
NYSE、5-6億株ですからねぇ。。。オンかオフと言えば、寧ろオフかも。
(9月に向けて、オフにしている最中?)
それにしても、各市場の大型、構成銘柄が少ない指数の連動率が高いですね。
少ない参加者が限定的な資金でバランス配分し、同時投資(投機)した場合に起こり易いパターンでしょうか。そう考えると、どの市場でも小型が弱い(出遅れる)のも頷けます。
実際どうかは不明ですけど^^;
>Lポジ一旦撤退してSポジ作成しました。
おめでとうございます。
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