大幅高だからこそ慎重に見ていく。
昨日の米国では1月の消費者物価指数が前月比0.4%上昇。
(エコノミスト予想平均は、0.3%上昇だった。)
寄り付き段階で、この消費者物価の上昇を受けて
「景気悪化+インフレ=スタグフレーション」が警戒され
NYダウは、一時100ドルを超す下げ。
しかし、1月末のFOMC議事録で
「当面、低い実質金利が適切」という判断が下され
追加利下げへの期待から終値は90ドル高と4営業日ぶりに反発。
これって、どうなのよ?
インフレ懸念から一時100ドル超下げていたわけで・・・
今後、追加利下げがあれば
余剰資金が原油相場に流入し、更なるインフレはほぼ確実。
実際、昨日で原油先物価格は5日続伸だ。
一般的には
「インフレ懸念→利下げ→インフレ加速」と見るのが妥当。
インフレ懸念で売られたのに
インフレを加速させる利下げを好感とは・・・
確かに一般的には利下げは株式市場にポジティブだが・・・
現状からして「利下げ=完全にポジティブ」とは言い難い。
「インフレ→個人消費鈍化→景気悪化」の構図から売られたわけだし。
その後、FOMC議事録の公表で追加利下げ期待から持ち直したが
そのFOMC議事録の内容はと見てみると・・・
*** FOMC予測 ***
GDP成長率、1.3-2.0%(前回1.8-2.5%)
失業率、5.2-5.3%(4.8-4.9%)
総合インフレ率、2.1-2.4%(1.8-2.1%)
コアインフレ率、2.0-2.2%(1.7-1.9%)
この内容で「リセッション入りを想定せず」
「追加利下げ示唆」「インフレ懸念」の発言は・・・
なんとも不可思議だ(-"-)
「追加利下げ→投機マネー活発化→インフレ」の方が
「追加利下げ→景気悪化に歯止め」よりも可能性としては高いのではなかろうか。
可能性が高いとするには言い過ぎだとしても・・・
利下げ効果が、インフレ懸念により少なからず相殺される
と見るのが妥当だろう。
実際、NYダウは+90ドルと大幅高だったが・・・
利下げ示唆にしては上げ幅としては物足りず
引けにかけては上値を抑えられる動きも見られた。
現時点で、昨日のNY市場の上昇を
過度に好感するのは避けるべきのような気がする。
本日、日経平均13640↑で売りに固執したのはこのためだ。
(ザラ場の時点ではの話で、現在のロンドン見ると、本日のNYは上げてしまいそうだが。)
本日、大幅高なのに難癖付ける格好で申し訳ない○| ̄|_
一方、日経平均はとみると・・・
日足で見ても週足で見ても、いい感じの底練りモード。
昨日の異常な下げに対して早急に修正が入ったのも好感。
短期的に見れば、どちらかと言えば買い方優勢だろう。
前場の13640までの上昇は、昨日後場からの急落の始点までとなり
きっちり修正された格好。特に好感したい♪
そこから後場に無理に買い上がったのが少々気に入らないが・・・
今朝、日本の財務省から発表された
2月10日〜16日の週の海外投資家からの
対内株式投資が1711億円の資本流入超!7週ぶりの買い越し!
大和総研のテクニカル分析の解説によると
東京株式市場は今回同様に約1ヵ月間で株価が2割程度急落して
騰落レシオ(25日移動平均)が60%を下回った2007年8月
2006年6月前後の株価推移を見ると・・・
株価ボトムから1ヵ月程度の底練り場面を経た後に
次の上昇波動に入っているそうだ。
今回も1月22日の安値から1ヵ月経過してきており
今後は底練り場面からの脱却が期待されると述べている。
因みに、日興シティの吉野氏によるテクニカル分析でも
昨日、日経平均は13859円を超えられずに急反落したが
2月20-21日は、サイクル分析上の重要変化日と。
この20-21日前後にかけて下値固めを進める展開は
むしろ理想的な展開とみている。
下値固めが一巡すれば、強い反騰局面に移行し、3月末までに
14260円処か14760円まで切り返す可能性がとのこと。
確かに、基準線の下落も止まった。
昨日はオーバーシュートで割ってしまったが基準線のサポも一応機能している。
あと2-3日揉み合えれば、自然体で遅行線が日々線を上抜く。
日経平均としては、悪くない状態!
むしろ現在は理想的な展開(揉み合い)だ!
問題はNY市場・・・
ダウが12300を割らず
日経平均が上がらないまでも揉み合えれば
買い方にとっては、楽しみな値動きになりそうだが・・・
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