IMFが4月21日に「世界金融安定化報告」を公表する予定だが
観測報道によると、2010年末時点の米国金融機関の損失・評価損の計上額を
今年1月時点での見通し2.2兆ドルから3.1兆ドルに引き上げるとの見通し。
(僅か3ヵ月で、約1.5倍に評価損拡大ということ。)
また、S&Pは、4月始めにCMBS(米商業用不動産ローン担保証券)の
見直しを完了し、否定的な見解を出す予定と発表している。
米国の商業用不動産ローンの残高は3兆ドル強に上るため、サブライムローンの
1兆ドル強を大きく上回ることから、CMBS(米商業用不動産ローン担保証券)が
広範囲に格下げされると、金融機関の財務も打撃を受けるとの警戒はあるが・・・
これらを全て無視したのか、織り込み済みなのか分からんが、非常に強い相場展開。
日経平均のPBRは1倍をほぼ回復し、予想PERは180倍を超え
企業業績のV字回復どころか、東京市場の株価は好景気入りでもしないと
辻褄の合わんファンダメンタルズになっているが・・・
基調は強く、チャート形状もセンチメントも方向は上といった雰囲気。
高値揉み合い・日柄調整が絵に描いたように順調に進行中で
騰落レシオ以外に超過熱というものも見られなくなってきており
このまま8800円レベルで足場を固め、上に発射しそうにも見える。
この状況では、売り方の心の拠り所としては、決算発表を受け
ファンダメンタルズに基づく水準訂正の売りぐらいだろう。
日経平均PER180倍超。上海総合指数の予想PER15.9倍。
インドSENSEX指数11.4倍。米S&P500種の11.8倍。英独仏9~10倍。
センチメントと言えば、メリルリンチによるファンドマネジャー調査によると・・・
世界の景気見通しは2004年以降で最も楽観的になった模様とのこと。
機関投資家の差し引き24%が今後12ヵ月で世界経済は改善すると考えているそうだ。
この世界的な景気見通しの好転をもたらした主な原動力は引き続き中国だが
それ以外の国・地域でも景気見通しは好転しており
これまで出遅れていた日本や欧州もその中に含まれると。
4月調査では、最悪の時がすでに去り、極端なほどのディフェンシブな
ポジションは解消すべきだ、という投資家の見方を明らかにした。
しかし、市場に強気相場の陶酔感は見当たらないとも。
実際、運用ポートフォリオにおけるリスク水準は通常より低いとの回答が多数。
株式と景気敏感セクターは引き続きアンダーウエート。
平均キャッシュ比率もまだ高い水準にあるようだ。
2004年以降最も楽観的ではあるが、市場に陶酔感は見当たらず
キャッシュポジションは高め、景気敏感セクターは引き続きアンダーウエート
そして株価は100年に一度の反騰・・・「そりゃ踏むわな」といった感じですな(-_-メ)
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・・・景気「見通し」は2004年以降で最も楽観的
・・・強気相場の陶酔感は見当たらない
・・・キャッシュポジションは高め
・・・景気敏感セクターは引き続きアンダーウェート
・・・そりゃ踏むわな
完璧な上昇への発射台完成のようにも。
「100年に一度」というのが現実であり、真実であるとしたら、「深く」そして「長く」、
合間は「往ったり来たり」がないと、どうにも辻褄があわないような感覚もある。
合間は多分、株価の値動きで言うと、平均への集合と離散の繰り返し、ではないかと。
・・・景気見通し、04年以降で最も楽観的
ここまで実体が悪くなれば、わらにもすがる、的希望が出て当然
・・・キャッシュポジション高め
ここから買うだろうか?待つのでは
・・・そりゃ踏むわな
空売りと現物買い持ちのどちらが多いのか
小生は配分としたらかなりロングだが、一直線の上昇にはやはり違和感があります。
メリルリンチの「4月」調査によれば・・・
「調査」=「過去」という捉え方から、「そりゃ踏んだわな」と言った方がよかったかもしれませんね。時節が不適かも、だったかも、今後、であるかもしれません。失礼しました。
100年に一度の危機に対する「現在の上昇(強さ)が」100年に一度の反騰ということであれば、その継続性に疑問を抱くべきところというのも、至極真っ当な見方。
キャッシュポジション高めが、ニュー・ショートへ繋がる可能性もあり・・・
時間制限のある空売りと、時間制限がない人がいる現物買い持ちとどちらが多いのか、そしてそのバランスは、短期的・中長期的インパクトは・・・
難しいところですね。
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