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オバマ再選後、突如浮上した「財政の崖」への懸念。
「財政の崖」自体は年初から言われていたことであり、春先にも一時話題になっており、今さらネタだが、オバマ再選後から突如「財政の崖」が米国市場のメインテーマとなり、要人発言に一喜一憂の展開が続いていてきた。
しかし、それも12月5日に要人中の要人オバマの発言「共和党次第で、財政協議は1週間で終結する」により、一段落の様相。(オバマ再選から始まった「財政の崖」への懸念による株価下落だが、12月5日にダウ平均はオバマ再選時の株価まで戻った。)
ただ、財政の崖の「期限」に関しては、諸説ありようワカラン状況だ。
予定では、米国議会は12月14日に閉会する。これを期限と見る向きもある。しかし、12月21日までは延長可能なので、クリスマス前が期限と見られる。だが、部分的合意、時限措置などで年内を躱し、1月中旬までに合意ができれば崖から落ちることはないとの声も...
最終的には合意し、財政の崖の問題は解決されるが満場一致のコンセンサスだが、だらだらと時間を要する可能性も考えられる。
また懸念再燃する可能性もなきにしもなので一応念のため、期限通りに同意するにしても後学のため、以下、「財政の崖」への要人発言とマーケットの反応の一喜一憂を纏めてみる。
尚、参考としての株価指数はダウ平均を取り上げた。(ナスダックはアップルのインパクトが大きすぎて、この件に関してはあまり参考にならないので。)
(↑ クリックすると拡大します。ダウ平均・日足。ケンミレより拝借。)
11月27日、ダウ平均12878.13 ▼89.24
民主党のリード上院院内総務が、「財政の崖」を巡る与野党協議がほとんど進展せず失望していると発言。これを受けて協議決裂の不安感が広がり株式市場は下げ足を速め、ダウ平均はこの日の安値圏で引けた。
11月28日、ダウ平均12985.11 △106.98
ダウ平均は朝方100ドル超の下げも、共和党のベイナー下院議長が「米予算の討議について楽観的にみている」との発言で変わらずまで戻し、オバマの発言「財政の崖問題をクリスマス前に解決することを目指す」を受けて106ドル高で引けた。
「楽観的にみている」「解決することを目指す」という発言だけで、この日のダウ平均は安値から200ドル超切り返し上昇した。
11月29日、ダウ平均13021.82 △36.71
7-9月期の米実質GDP改定値にも新規失業保険申請件数にも、市場は殆ど反応せず。この日も「財政の崖」をめぐる米政府高官の発言に一喜一憂する展開だった。
米国株式相場は上昇して始まったが、バンホーレン民主党下院議員が「両党の合意には近くない」と発言したと伝わり投資家心理が悪化。
前日は前向きな発言をした野党共和党のベイナー下院議長が「議会に特段の進展はない」と語ると、ダウ平均は一時下落に転じた。
ただ、民主党のリード上院院内総務が崖回避に向けた年内合意に自信を示したと伝わると、運用リスクをとる動きが再び強まりそのまま勢いを保って取引を終えた。
11月30日、ダウ平均13025.58 △3.76
個人消費、個人所得、シカゴ購買部協会景気指数がことごとく市場予想を下回ったが、市場は殆ど反応せず。この日も、材料となるのは「財政の崖」ばかりだった。
ベイナー下院議長が「財政の崖回避に向けた協議は行き詰っている」などと発言したことから、ダウ平均は安値圏で揉み合う展開が続いた。
12月4日、ダウ平均12951.78 ▼13.82
前日のユーロ圏財務相会合で、スペインの銀行への支援資金をESMから融資することで承認が得られ、モスコビシ仏財務相が、「ギリシャ政府の国債買い戻し策が成功する」と自信を示したことで、欧州株式相場は小高く推移。外為市場ではユーロが上昇した。
しかし、これに米国株式市場は殆ど反応せず、「財政の崖」を回避するための与野党の協議が停滞していることが嫌気された。
オバマ大統領はこの日の午後、米メディアのインタビューで、米下院共和党が提示した財政再建案について「バランスを欠いている」と批判。年内の合意形成は可能との見通しを示したものの、具体的な進展が見えない中で投資家が運用リスクを回避する姿勢を強めた。
12月5日、ダウ平均13034.49 △82.71
ADP雇用報告は予想を下回ったが特に材料視されず。10月製造業受注額や11月ISM非製造業景気指数は予想を上回ったが、これも特に材料視されず。この日も相場を動かしたのは「財政の崖」に関する要人発言だった。
経済団体ビジネス・ラウンドテーブルの講演で、オバマ大統領の「共和党次第で、財政協議は1週間で終結する」との発言が報じられるなか、一時マイナス圏に沈んだダウが反転。議論の具体的な進展はなかったが、警戒感を強めていた市場のムードは一転し、ダウ平均の上げ幅は一時130ドルを超えた。 ダウ平均は3営業日ぶりに反発し、11月6日以来ほぼ1カ月ぶりの高値。
この2週間、外部環境にも国内の経済指標にも殆ど反応せず、「財政の崖」に関する要人発言ばかりに反応していたことがよく分かる。
今後もこの動きが続くのか?
財政の崖への懸念が後退し、外部環境・国内経済へ目が向くのか?
前者であれば、当面懸念で上値は重く、期待で下値も堅い展開がメインシナリオ。
後者であれば、ファンダメンタルズに目が向き株価修正、2013年度を織り込む動きか。
前引け後の東証の立会外バスケット取引:
約497億円が成立。市場では、売り買い均衡との声。
12時45分時点の東証1部の売買代金は概算で5711億円、売買高は同11億8185万株。
東証1部では690銘柄が上昇、下落銘柄数は778、横ばいは207。
*** 追記 ***
13:05
今週は午前に先物買い、午後に現物売りが目立ったが...
本日は午前に現物買い、先物は出来ていなかった。
主体と手口が同じなら、本日の午後は先物売りとなりそうだが... ドウナルコトヤラ
14:07
日本では、株高・債券高が続いている。債券先物は先日、本日も史上最高値を更新した。
安倍・日銀への期待とされているが、なにか妙な感じ、ヤリスギにも見える。
米国でも、ここにきて株高・債券高になっている。
なにか悩みが、不安があるように見えないでもないが... カングリスギカ
14:14
そのJGB債券先物は13時半ごろから急反落。(といっても大した値幅ではないけど...)
これに併せるように、225先物もやや軟化。
手仕舞いに見えないでもないが、週末だからか...
14:27
東証一部の売買高ランキングBEST10だけで、全体の37.5%を占めている(゜o゜)
異様に高い占有率だ。全体は萎み、糞株メインで局所的に盛り上がっている状況。
出来高・売買代金共にシャープがぶっちぎり一位...
師走相場ですなぁ。。。
14:59
案の定、午後に、特に引けにかけて先物が売られたが、この出来高・値幅では如何ともしがたい。しかも週末。見送って正解の一日。
15:17
先物、ノートレ・ノーポジ。
現物、含みベース前日比雀の涙勝ち。
トータル、雀の涙勝ち。
11月中旬に運よく買えた先物もブルETFも既に利食い済み。
個別も、主なものは全て利食った。残った糞株にはベアETFでフルヘッジ完了。
キャッシュ増大、少ないポジションはフラット。久しぶりに気軽、身軽な週末となった。
皆様、今週もお疲れ様でした&お付き合いありがとうございました!よい週末を♪
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ボトム→押し目の日柄 続落日数 押し目値幅
2009.3.10
-6.12 12日 3日 526円
2009.11.27
ー2010.1.15 7日 3日 305円
2010.2.9
-4.5 9日 3日 299円
2010.11.1
ー2011.2.21 19日 1日 188円
2011.3.15
-5.2 27日 3日 213円
2011.12.19
ー2012.3.27 10日 2日 170円
今回
2012.11.13 昨日12.6までの日柄は16日
押し目とは云えない下げが1日だけ・・・11.28=-115円
どうなるのだろうか?
押し目を作らないまま いきなり下落トレンドへ転換 か?
どこかで 200-300円程度の押し目を作って 年越し相場 か?
過去の相場と比べると
VXJ(阪大算出の日経平均ボラティリティー指数)がまだ甘い気もしますが
どうなるでしょうか?
>押し目とは云えない下げが1日だけ・・・11.28=-115円
押し目待ちに押し目なし...
こういう時って、いきなり下落トレンドへ転換、全値押しとかあったりするんですよね^^;
本年3月までの上昇がそれでした。
健全な調整を挿みながら、息の長い上昇になってほしいものです。
当時よりティーパーティーが弱くなっていることもありますし
ご指摘の通り、すっきり決まる可能性はあるんですが...
支持者へのアピールとして、最後の最後、期日まで粘るんでしょうね。
>官製
上海は露骨過ぎますが、あれだけ露骨にやれば効果はありかとw
中途半端にやって尻すぼみの東京よりはマシです(^_^;)
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